毎年300万人超の人が訪れる「青森ねぶた祭」

ねぶたは、青森市で毎年8月に開催される夏祭りだ。ねぶたの特徴は、「ラッセラー」や「ヤーヤドー」などのかけ声と、歴史上や神話・伝説上の人物をモチーフにした豪華絢爛な灯篭を乗せた山車である。
跳人と呼ばれる踊り子たちの勇ましい掛け声と共に、高さ5mの迫力ある山車が町を練り歩く光景は夏の風物詩となっている。1980年には重要無形民俗文化財に指定され、毎年約300万人を超える観光客が訪れる全国的にも有名な日本を代表するお祭りの一つだ。

ねぶたは、七夕祭りや精霊流しといった年中行事や除災行事などを起源とされている。七夕祭りには健康や豊穣の祈願を込め、川に灯篭と共に穢れを流していたと言われている。16世紀頃になると、ろうそくや紙、竹を利用した巨大な行灯を作り、祇園祭を真似て山車を担ぐようになった。
歴史上初めてねぶた祭りが登場したのが、1716年~1736年の享保の時だ。18世紀頃の記録では、踊り子が付いてたという。このように、さまざまな要素を取り入れ変化しながら現在の形になったとされている。

ねぶたの魅力はなんといっても山車の迫力と、躍動感あふれる踊り子の踊りや勇ましい掛け声から生まれる熱気だろう。沿道はもちろん、座敷や椅子などといった有料の席から運行する山車や踊り子など、祭りの様子を見ているだけでも楽しめる。
しかもそれだけでなく、衣装さえ用意していれば誰でも跳人として参加することもできるのだ。予約も申し込みをする必要もないので、現地の人や観光客と一体となって楽しめるのもねぶたの魅力だろう。